製造業・オーディオ部品 制度活用型 データ提示型 No.66

下請法の知識が自信となり、単価の底上げに成功

非公開(オーディオ部品製造業)

この事例のポイント

コスト上昇要因

原材料費

交渉手法

制度活用型・データ提示型

活用ツール・支援機関

長野県価格転嫁サポートセミナー

定量的な成果

単価底上げ達成

下請法/法的根拠/交渉姿勢変革

出典より

長野県価格転嫁成功事例集1.0 ↗

※ 本事例は出典をもとに編集・再構成しています。社名はイニシャル表記にしています。

当時の課題

  • 下請けの立場で交渉力が弱く、価格据え置きを受け入れていた。

取組概要

  • セミナーで下請法の知識を習得し、法的根拠を背景に自信を持って交渉。
  • 正当な理由のない据え置きに対して毅然と対応。

成果概要

  • 下請法の知識を武器に単価の底上げに成功。

副次効果

下請法への理解深化と交渉姿勢の変革

森岡誠

森岡誠の解説

価格転嫁・価格交渉の専門家・経営アドバイザー

電子部品・オーディオ部品製造業など、下請けの立場で価格交渉を言い出せない状況が続いている経営者に、特に読んでほしい事例です。下請法の知識が「自信の根拠」になり、単価の底上げに成功した事例です。

「下請けの立場で交渉力が弱い」と感じている経営者は多いですが、下請法は「発注者が正当な理由なく代金の引き下げを求めることを禁止する」法律です。この法律の存在を知っているか否かで、交渉の心理的な出発点が根本的に変わります。「値上げをお願いする」という立場ではなく、「不当な据え置きを是正する」という立場で交渉に臨めるようになります。

「法的根拠を背景に自信を持って交渉した」という表現が、この事例の本質を表しています。交渉の結果は、準備の内容と同じくらい、交渉者の「自信」によって左右されます。弱腰で交渉に臨む相手は、相手にも見透かされます。法的な正当性を理解した上で堂々と交渉に臨む姿勢が、相手の態度を変えます。

下請法の知識を「武器」として活用するためには、自社が下請法の適用を受ける取引に当たるかどうかの確認が先決です。資本金や発注の内容によって適用条件が異なります。一度確認しておくことで、次の交渉からは根拠を持って臨めます。支援機関やセミナーを通じて知識を得ることが、交渉の出発点です。

※ このコメントは森岡誠による独自の解釈・分析です。 著者について →

同業種の事例

この事例を解説している記事

この事例の交渉根拠データを 無料グラフで確認できます

1,422品目対応・登録不要・完全無料

無料エビデンスツールを使う